Hz-CD002 | Yaporigami “Hertzian”

Hz-CD002_Hertzian
 


■ Track List

01. Sculpted
02. Anticlockwise Whirlpool
03. Lascivious Collection
04. Hedonistic Copycat
05. Ephemeral Noise
  06. Subtract Me From You
07. Superior Theory
08. Ada First
09. Halved Quarter
10. Inconsistent Contradiction
  11. Eddy Drums
12. Phunderplonics
13. Microdots
14. Ada Second
15. Tricross Ray

℗ & © 2012 Hz-records

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Artist       : Yaporigami
Title        : Hertzian
Format       : CD
Released     : 18 Sep 2012

price        : ¥2,000 + TAX
cat no       : Hz-CD002
jancode      : 4532813840468
distribution : Inpartmaint.inc (Japan)

All tracks made     by Yaporigami
All tracks mixed    by Yu Miyashita at UNDERARROW
All tracks Mastered by Denis Blackham (Skye Mastering)
Artwork     by Xoihazard
Design      by Kotaro Okusu (Recode)
 

Special Thanks
CMFLG/Recode/atnr/Yousuke Fuyama/Shintaro Kamijo/Prismーgem/Hz-records crew/
 

■ Comments


中域を色んな要素で表現してダンスグルーヴにしてるところが面白い。
特に6曲目は好みで、ベースのアタック音からlowの領域を展開する低域が中域まで表現されてていいグルーヴ。ダンスフロアーにも合いそう。

ditch (Pluie/Noir / op.disc)


硬質なデジタルサウンドを主としつつも、妙な生々しさと凶暴な躍動感に溢れたYaporigami特有の雰囲気に加えて、
ロックからミニマルまでジャンルを超えたテイストを取り入れつつ空間を削り取るようなサウンドの強度は、これまでとは一味違うIDMのひとつの可能性を感じさせてくれます。
リリースおめでとうございます!

DUB-Russell (+Mus)


研ぎすまされたグルーヴは尖端的で進歩的な未来主義の構築,繊細なノイズ断片を精密に組み上げたシーケンスは音フェチリスナーを飽きさせないギミックがふんだんに盛り込まれており,Yaporigami氏自身の音フェティッシュが炸裂している本作。

Hazcauch (+Mus / entity.be / Vol.4 Records)


私の夢はサイボーグになることなのだが、ヘッドホンをして再生ボタンを押したら、ちょっとだけ夢が叶った。

JaQwa (5gene / digcloud)


模倣なコンセプトや完コピに近い作品の多い、昨今の日本のエレクトロニックミュージックの世界において、ベーシックなトラックを踏襲しつつ、明らかにオリジナリティーな世界観をつかんだ接触不良貴公子、YaporigamiことYu Miyashita Hz-recordsから強力な新作! 激スタティックなグリッヂテクノで始まるもスラップベースなんかがはいってくるとこがオシャレでズルい。(ニクい) (エロい)

miclodiet (sludge-tapes / soup)


Yu Miyashita (Yaporigami) continues to explore the fine line between Art and Music that separates the antagonistic from the mundane.
Hz-CD002 is a viewing window into alternative landscapes that explores Yaporigami’s ability to create intense scenery with electronic sound.

Mike Jefford (Surefire Agency)


イイネ!

NHK yx Koyxen


このコメントを書くにあたって…というわけではないが、氏には事前に色々とお話をする機会があった。制作に対するスタンスから美の価値基準に至るまで、決して長いやりとりではなかったが、実のある対話であったと思う。対話の途中で自身の楽曲がいわゆる普通の意味で「音楽的」ではないという発言があり、以前何度か聴かせて頂いた楽曲をイメージすると―決して悪い意味ではなく、確かに…と頷けるものがあったが、今作を全部通して聴いた第一印象は真逆で、”ポップだな”というものであった。何度か聴いていく内に、時間軸に対しての神経の使い方が非常に絶妙で、それによってすんなりと音が入り込んでくるところがポップな印象を与えているのではないか、と自分なりに思い至った。もはや古典的な美術評論といっても差し支えないであろう某論文のタイトルに准えれば、アヴァンギャルドさとキッチュさのバランス感覚が良い(その論文ではキッチュさは忌むべきものとして描かれてはいたが)。さて、くだんの氏とのやりとりでは人によって美の捉え方が異なることの問題にも話が至ったのだが、僕は単純にこの作品を美しいと思うし、恐らくこの作品を手に取る人の大半はそう感じるはずだ。実験的な音の中に、普遍的な美の一端を垣間見ることが出来る良い作品だと思う。

Taro Peter Little / Sabi (Phaseworks / JKD Collective)


漆黒の世界が地鳴りをたてて有機的に歪んでいく。
ねじれる音像の瓦礫は血脈のように速度を伴って聴覚を波打ち、
硬質でタイトなビートは鼓動のように意思を持って力強く其の河を叩く。
インダストリアルミュージックを金属的、或いは無機質な音楽として、
IDMを難解で変則的な非ダンスミュージックとして仮に認知しているのであれば
今作は全く異なる様相を以って貴方の耳を穿つことであろう。
そしてリスナーは感知するに違いない。
壮麗に吹き荒れるノイズ、音像の渦の中で呼吸する一人の怪物の誕生を。
これは新生Yaporigamiの咆哮、そのものなのである。

点と線(即興 / 電刃)


I’ve been a keen listener of Yaporigami ever since i heard his Jade-Fib EP on +Mus which was a awesome release.
I wouldn’t describe Yaporigami as a Producer I would describe him as a Sound Sculpture as he focus on the overall than the actual itself.

Valance Drakes (Detroit Underground)


私にとってPOPとは様式でも旋律でも和声でもなく、
知識/技術/時間/言語の範疇を超えて
否が応でも人を魅了し納得させてしまうもののことです。
彼のグルーヴ、そしてノイズはPOPです。

world’s end girlfriend (Virgin Babylon Records)


■ link
・【Podcast(Japanese)】“Tokyo Basement Sounds” No.11 2/2 ゲスト:Yaporigami